初めての留学では、後々「こうすれば良かった」と失敗を後悔する人が少なくありません。
筆者も初めてのオーストラリア留学に半年行った時に海外生活は楽しかったものの失敗して後悔したことが多くあります。
本記事では初めての留学を準備している人達に知っておいて欲しい国内でできることを紹介していきます。
初めての留学は英語力が足りていないことを想定しておく
初めての海外で英語力が足りておらず、十分なコミュニケーションを外国人と取ることができなかったというケースは留学で失敗したと思う人にはよくあることです。
留学がスタートすると、同時に帰国というタイムリミットが発生します。
留学期間に単語を覚えたり文法を勉強することは時間やお金の無駄になりますよね。
留学前に文法と日常英会話レベルの単語は学習しておくべきです。
また、単語や文法が分かっていてもネイティブの英語が聞き取れないという事態にも陥ります。
海外ドラマや英語学習番組でリスニング力の強化をしつつ、どうすれば聞き取れるようになるのかを考えてみるべきです。
留学が初めての場合、滞在先の文化を十分にリサーチしておく
筆者の場合、オーストラリアへ半年の語学留学をしました。
ホームステイ先ではシャワーは短い時間で済ませるというルールや食器洗いは洗剤の入ったシンクで洗い流してその後水洗いせず乾かすといったルールがありました。
これはルールというよりも、土地の気候や地理的要因による文化でしたが、留学して間もないころはとても生活しにくいと感じていました。
結果的には「高齢の方々もこのライフスタイルで80歳ぐらいまで長生きしているのだから大丈夫」と文化を受け入れることができましたが、留学の効果を高めたければ異文化への知識を事前に蓄えておくとショックが少なくなります。
初めての留学で生活費が受け取れなくなるリスクに備える
現在ではキャッシュレス化が進んでいる国が多くあり、スマホでお買い物や送金ができるため大変便利になりました。
筆者が学生時代に海外留学していた時は、郵貯から海外で引き落とすことができる口座へ送金してもらい、現地で引き出すという流れでお金を調達していました。
しかし、ある日銀行内のATM機でいつものようにお金を引き出そうとした時に、レシートのような紙だけが出てきてカードすらATM機から出てこなかったことがありました。
当時は英語力が乏しく、銀行員に説明しようにもうまく伝わらず、相手が言っていることもよく分からずものすごく焦ったのです。
「とにかく、返却はできないわ。」といったようなことを言われたのは分かったので、「ここでカードを返してもらわないとその後どうにもならない」と本気で困った筆者は粘りに粘って銀行員を説得し、カードを返してもらいました。
引き出しの限度額を超えていたからなのか、暗証番号を連続で間違えたのか、原因は分かりませんが万が一のことを考えて生活費を補填できる方法はいくつか用意しておくべきです。
初めての留学は母国語に頼れない環境を用意すべき
日本人同士で集まって日本語で生活するという環境は考えただけでも最悪だということがお分かりになると思います。
100万以上のお金を投資して留学しても日本語を使っていては、海外で英語に触れるという目的を達成できません。
例えば長期留学で半年に総額200万円使ったとします。
200万÷6ヶ月で、1ヶ月あたり33万円の支出です。
つまり、寝ていても日本語で話していても、1日に1万円弱ずつ使っていることになります。
これが大学生で費用を親が出しているという場合、ものすごくもったいないですよね。
留学が初めての人にどうしても伝えたい「失敗のリスクを最大限に減らす方法」
4つのポイントを紹介しましたが、失敗をなるべく減らす方法が1つあるので最後にご提案します。
それは、物価の安いアジア圏で英語が公用語として使われている国への短期留学を最初の留学先にするということです。
例えば、シンガポールやフィリピンのセブ島では物価が安く滞在費用も英語圏と比べて圧倒的に安いです。
語学留学であれば、個別レッスンをアメリカ人やイギリス人にしてもらっても英語圏で留学するより安くなります。
アジア圏であれば、文化も似ていたり、日本のものを手に入れやすくなるためホームシックになる可能性も下がります。
また、時差が短いという点で連絡も取りやすくなるため、万が一トラブルが発生した場合も日本からのサポートをすぐに受けられるというメリットがあります。
1~2ヶ月の留学で、成功体験と留学経験を積んでいれば、アメリカやカナダ、イギリスなどの英語圏で2回目の留学をする際により貪欲に英語を学びたいという気持ちを持って海外生活をすることができます。
まずは、スモールステップで初めての留学経験をしてみてはいかがでしょう。