オンライン英会話を始めた子供で効果を出すには親の関わり方が重要です。
とはいえ、親の英語力は関係ありません。
子供へ親がどのような関わり方をしてサポートすればオンライン英会話で効果を出せるのかについてまとめてみました。
本記事を読めば、オンライン英会話の効果向上だけでなく親子間の関係性も向上します。
子供が興味をもって積極的になるかは親のかかわり方で決まる
オンライン英会話レッスンを受ける際に、子供への効果に不安を抱く方は少なくありません。
しかし、効果的に利用できるかどうかは親のかかわり方に関係しているというのが筆者の主張です。
まずは、オンライン英会話について話をする前に、子供の興味関心の原点について子供の発育状態別に説明していきます。
幼児への親のかかわりで注意したいこと
まずは0歳~幼稚園児の年少さん頃までの子供を対象にお伝えしていきます。
幼児が物事に興味を持つ判断基準は以下のようなものがあります。
- まわりの人間が提供してくれたもの
- にぎやかで楽しそうなもの
- 親が楽しそうにしているもの
- 小さい頃から身近にあるもの
これらが基準となりますが、基本的に幼児は自分で環境を用意することができません。
つまり、親が作った環境下で育つわけです。
親が楽しそうにしていれば一緒に遊びたくなる
幼児は、ママやパパが楽しそうな表情をしていれば自分もやってみたいと感じます。
それがテレビであれ読書であれ、英語であれ楽しそうにしていることならば、無条件で受け入れてくれます。
英語も勉強だという認識はなく、ただただママとパパと遊びたくてインプットしていきます。
幼稚園年中さん以降の子供への親のかかわり方で注意したいこと
子供が大きくなり、幼稚園年中~小学生になる頃には変化が生じます。
それは、幼稚園でできた友達とコミュニケーションを取りだし、先生と関わる中で社会性や思考力が育まれるということです。
そのため、子供が物事に興味を持つ判断基準は以下のようなものがあります。
- ともだちとの流行りに関係すること
- 親や先生に褒められる内容
- 課題として与えられるもの
- テレビで見た内容
- 年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんの言動
年中さんくらいの年齢からは、家庭内だけでなく実に様々なものから影響を受けます。
褒められる・楽しいという状況からだけでなく、怒られる・楽しくないといった情報からも興味や関心が変化するという特徴があります。
いわゆる自我が生まれるということです。
親は叱る・注意するといった対応を使いこなす必要がある
子供を子育てするうえで、危険なことや良くないことは常に隣りあわせです。
時として親は子供を叱ったり注意したりする必要が出てきます。
そして、そのネガティブなことへの応対を上手にこなすことや、その後のフォローアップをどのようにすべきかを考え学びながら実践していくことができるようになることが求められます。
難しいことを言われているような気持ちになるかもしれませんが、急に成長しなければならないというわけではありません。
子供の発育や年齢に合わせて一緒に少しずつ成長していくだけです。
オンライン英会話の子供向けレッスンで効果をあげたい場合は?
これまでの話を読んでいただいた方なら、まず年齢によって興味関心の持ち方・失い方が異なることが分かるのではないでしょうか。
分かりやすくまとめると以下の通りです。
- 幼児であれば一緒に楽しむことが大事
- 子供は興味関心の元が親以外になることがある
- 子供は叱る・注意するというネガティブな応対に注意する
この3つをベースにオンライン英会話の子供向けレッスンを上手にうけられるように寄り添ってあげる必要があります。
オンライン英会話で子供向けのレッスンを効果的にするには?
まとめてしまうと実はシンプルです。
- 子供が楽しめるように親が英会話の環境を楽しそうに用意する
- 英会話が楽しいということを伝えるために隣で楽しそうな反応を見せる
- 子供が嫌がるときは、その理由を探り、時には話し合う
- 嫌がることを乗り越えた時のメリットを用意してあげる
これでOKです。
また、上記は子供のためのかかわり方の手段を説明していますが、親の心構えについてもアドバイスがあるので後述します。
まずは上記について簡単に説明を追記していきます。
子供が楽しめるように親が英会話の環境を楽しそうに用意する
オンライン英会話のレッスンが始まる前に、オンライン英会話の先生と少しだけ笑顔で挨拶するだけでも子供は安心します。
それから、前回のオンライン英会話レッスンの話を事前に振り返りながら褒めてあげることも大切です。
親が英会話する子供の姿を喜んだり、英語でやりとりすることを楽しんでいる姿を見せたりすれば、子供も楽しむことが当たり前になりやすいです。
英会話が楽しいということを伝えるために隣で楽しそうな反応を見せる
オンライン英会話をしている時、子供は不安かもしれません。
そのため、横にいてオンライン英会話の先生と子供が話しているのを楽しそうに聞いてあげましょう。
親がニコニコ・わくわくしている姿を見れば子供も頼もしく感じます。
少しずつでも自分もママやパパみたいに楽しみたいと思えるようになります。
子供が嫌がるときは、その理由を探り、時には話し合う
オンライン英会話の最中は先生にまかせっきりとなると、子供は不安や困りを感じた時に頼る人がいません。
不安や困りを感じた時はどんなときでもそばにいるから安心してね、とママやパパが励ましながら一緒に楽しめば子供も頑張れます。
他にも嫌がる理由はたくさんあります。
- 友達の間で話題のアニメが見たい
- ママやパパと話したい
- 伝わらないことが退屈だ
- 先生の顔や言語が自分とちがう
- 疲れていて眠たい
- 怒られるのがイヤだ
このようなイヤだと感じる理由は、直接子供の口から出てこないこともあります。
親が気付いてあげられるように、日ごろからよく見ておく必要がありますね。
嫌がることを乗り越えた時のメリットを用意してあげる
不安なことや困っていること、さらには嫌なことを乗り越えた時にはたくさん褒めてあげるべきです。
ご褒美や誉め言葉は自己肯定感を高めます。
もっと頑張ってもっと喜んでもらいたいと感じるようになります。
乳幼児の頃は毎日が成長で、毎日おどろく体験をしていた時期があるはずですが、その時のようにいっぱい褒めて、いっぱいハグしてあげましょう。
オンライン英会話の子供向けレッスンで効果を出しやすくなる親の心構え【親の英語力は不必要】
最後に、オンライン英会話のレッスンで子供だけでなく親も心構えを変えることで効果を出しやすくなるという点でお話しします。
オンライン英会話を受けない、嫌がるといった子供の行動に焦りや怒りを感じる方は少なくありません。
目の前の事実だけでついつい怒ってしまいがちですが、そのネガティブな行動をチャンスにつなげることが大切です。
- 問題があればその原因を探ろうという姿勢で関わる
- レッスン中に会話が止まるなら親が参戦してみる
- 今できないことでも数年後を想像するクセをつける
例えば、言語習得には数年がかかります。
子供が嫌がることもできないことも、今すぐにできる必要はありません。
数年後から大人になるまでにはできるようになるはずです。
大切なことは、親が押し付けてしまうのではなく、子供とのんびり楽しみながら英会話を身に着けていこうとする姿勢です。
その際、英語ができない親だとしても、習いたての子供と一緒に少しずつ学べばOKなのです。
言語習得には2,000時間もの学習が必要だという研究データを見たことがあります。
(親にとっても同じことがいえます。はじめは分からなくて全然OKですよ。)
できないことが当たり前という姿勢で長期戦に挑むくらいがちょうどいいのです。
まずは、できないことや分からないことを親子で認めて、小さな発見や成功を楽しむことに注力してみてはいかがでしょうか。