おうち英語で失敗する人の共通点【対策あり】

おうち英語に挑戦し、失敗したという人には共通点があります。

そして、事前に共通点を意識できていればおうち英語で失敗するリスクを減らすことが可能です。

失敗してしまいがちなポイントを、日本国内でバイリンガル教育を2年5ヶ月実践し、英語の歌を歌って踊れる2歳児を子育て中の筆者が解説します。

この記事を読めば、おうち英語の失敗を回避して親子で英語を楽しむ方法が分かります。

おうち英語で失敗する人の共通点

冒頭でもお伝えした通り、おうち英語で失敗しがちな人にはいくつか共通点があります。

正確にいうと、人の共通点というよりかは失敗しやすい行動ですが。以下の通りです。

  • 目的が不明確なタイプ
  • 無言期を知らず早々諦めちゃうタイプ
  • カタカナ変換でネイティブ発音を無視するタイプ
  • 過度な文法重視タイプ
  • 宿題しなさいタイプ
  • 言語優先タイプ

こうなってしまうと、本当におうち英語は失敗しやすくなります。

カンタンに詳細を話していきます。

目的が不明確なタイプ

英語の学習には大きく分けて2つのパターンがあります。

それは「お受験で得点を取るための学習」と「会話できるようになるための学習」です。

幼児向けのバイリンガル教育では、子供の思考力や語彙力が少ないため、受験のための英語学習をさせても非効率的だと考えられます。

年齢に応じてどちらの学習をさせるか、舵取りできるのはママパパですので、ちょっと意識してみるといいでしょう。

無言期を知らず早々諦めちゃうタイプ

どんな英会話学習を始めても、すぐには効果は出ません。

特に0歳~2歳前後までは母国語だってまともに話せませんよね。

言語を習得するにはある程度の脳や心身の発達と、経験の蓄積、言語の耳へのインプットが必要だと考えられています。

最近筆者の子供は「I’m eating this.」「Are you sleepy?」と進行形を使うようになりましたが、2歳5ヶ月になって使うようになりました。

文字も読めない子供が表現力や語彙力を身に着けるには膨大な時間がかかるのです。

カタカナ変換でネイティブ発音を無視するタイプ

例えば「barn」という単語を日本人は「バーン」とカタカナ読みします。

しかし、実際のところ英語はカタカナ表記で表現できるものではありません。

発音が分からないまま単語を覚えても、聞き取れない典型的な日本人になるリスクがあります。

DVDやCDでネイティブの発音に慣れさせつつ、親子で発音を意識していくことが必要です。

過度な文法重視タイプ

例えば、英語を話す際に「今の○○って表現、実際は□□っていうべきじゃない?」とすぐに修正したがる人がいます。

もちろん、ネイティブスピーカーの家族も我が子が表現を間違えたらすぐに正してあげます。

しかし、日本人は間違いに敏感すぎます。

大人も子供も多少間違ってもOKです。

子供が間違ったまま覚えてもバイリンガル教育を続けていれば、いつか必ず間違いに気付いて自分で修正するようになります。

それから、文法を知らなくても幼児は勝手に話せるようになります。

私たち日本人が日本語を覚える時も、文法を学ぶことなく3歳頃には結構ペラペラ話せるようになっていたじゃないですか。

宿題しなさいタイプ

「とりあえず宿題・課題をしなさい 」 のタイプは要注意です。

筆者も幼少期に英会話教室に無理やり連れていかれ、アルファベットを強制的に書かされた覚えがありましたが、ハッキリ言って英語大嫌いになります。

言語はコミュニケーションのツールです。

宿題するよりも「ABC Song」を歌いながら、「どれがA?」だとか「 A for Apples.」みたいなやりとりで遊んだほうが子供は楽しみながら記憶していきます。

言語優先タイプ

言語習得にばかり注目していて視野が狭くなってしまうケースがあります。

子供がどれだけ言葉を流ちょうに話せるようになっても中身がないと意味がありません。

優しい言葉がけができるだとか、友達や家族のことを大事に思えるだとか、そういった感情や価値観の育成もちゃんと意識すべきです。

そうしたら言葉の大切さにも気付けるし、「どういうべきか」なんてことも親子で考えられます。

おうち英語の成功に必要な期間とやること

おうち英語を失敗させず、成功に近づけるためにする期間は実体験から3年だと考えます。

0歳からするなら、3歳前後までです。

根拠は、先述していますが無言期を乗り越える必要があります。

また、親が英語による言葉がけに慣れるにも時間がかかるので、その3年間は親にとっても成長の期間だと考えるべきです。

実際、バイリンガル教育に挑戦しようと思ってもこの記事をみて、「3年も続けられる自信がない」と心配になるママパパもいると思います。

安心してください。

やることは簡単で、毎日歌ったり踊ったり遊ぶだけです。

もちろん、日々「カマキリって英語でなんだっけ?」とか「抱っこって英語でなんて言うの?」という疑問は尽きませんが。

おうち英語で具体的に何をするのか【おすすめ方法】

やることは実にカンタンで、楽しいことばかりです。

とにかく以下を毎日1時間くらいでいいのでやってみましょう。

  • 歌を歌った
  • 動画を見た
  • アルファベット表を見た
  • ゲームした
  • 真似遊びした
  • とにかく話しかけた

それぞれについて深堀りしていきます。

おうち英語の方法①:歌を歌った

筆者の家庭ではとにかく生後2ヶ月から歌を歌っています。

具体的にはこちらのページを見ていただけると分かるかと思います。

そして、その曲をパパが抱っこしながら歌ってあげることを意識していました。

「キラキラ星」や「ABCの歌」など、メロディは一緒でカンタンなものでいいです。

おうち英語の方法②:動画を見た

方法①でお伝えした動画をいつも見ていました。

生後半年くらいからは「こどもちゃれんじぷち」に付属していたDVDを使っていましたが、とにかく毎日1時間ほどDVDはかけ流ししていました。

2歳5ヶ月となった最近では毎日のようには見せていませんが、それでもCDでなじみの曲を流しながらおやつを食べたり積み木遊びをしています。

おうち英語の方法③:アルファベット表を見た

お風呂に入っているときに、壁に貼ったアルファベット表を見ながらお話しました。

ただただ、ABC…と歌に合わせて歌ってみたり、「B is for a book.」や「B, bu, a book.」のようにフォニックスを意識して単語を教えてみたり、その日の気分で変えながら遊びつつお風呂に入れました。

アルファベット表は2種類持っていて、「Which one do you want? this one? or this one?」のように聞いて指さしさせたり、「This one.」と言わせたりしていました。

おかげで、ひらがなよりアルファベットを先に覚えることもできたので効果は絶大だと感じています。

おうち英語の方法④:ゲームした

ゲームは、ベネッセの「こどもちゃれんじ 」のおもちゃ、「WorldWideKids」のおもちゃを使って遊んでいました。

それ以外にも市販のおもちゃを使って遊ぶこともありましたが、積み木を使って色当てや形当てをしたり、絵本にでてくる動物を「What’s this?」と聞いてみたりして当てっこゲームしたりして遊びました。

おもちゃというか教材の詳細ですが、興味のある方はこちらのページをご覧ください。

おうち英語の方法⑤:真似遊びした

動物の鳴きまねをして「It’s an elephant.」と言ったり、「It’s a police car.」と言ってサイレンの声まねをしてみたり、背中に子供を乗っけて「an airplane.」と言ってみたりして遊びました。

おうち英語の方法⑥:とにかく話しかけた

それから中学英語レベルの内容でとにかく話しかけました。

最初は「Hello.」や「Good morning.」から「Do you like a giraffe.」といったように少しずつ少しずつ言葉がけのレパートリーを増やしていきます。

親もはじめのうちは抵抗があるので、気ままにのんびり構えてちょっとずつ増やしていく感じでOKです。

おうち英語の難しいところ

あれこれと挑戦していると、やはり「難しい」と断念してしまいそうになりがちです。

一番きついのは「効果が感じられない」という焦りだと思います。

そして言語習得にはどうしても時間がかかってしまうので、以下の2つで悩んでしまいます。

  • 教材探し
  • 反復練習

教材探し

教材はYouTubeにも転がっていて、使える動画もいっぱいありますが、広告が表示されることや効果が不透明な動画が不安材料として残りがちです。

そのため、良いと思える動画を探すのに時間や労力がかかります。

そのくせ、効果がでるのか、変な広告を目にしないかといった悩みが尽きません。

反復練習

これが学習であれば、効率よく定着させるために復習しなさいと言って子供にさせてOKなのですが、幼児にとっての英会話習得は学習の段階ではないと考えます。

そのため、何度も書いて、何度も読んで、何度もカードを見てなんて学習は無理なんですね。

そこで、DVDやおもちゃ、CDを使って同じ表現や同じ情報を効率よく何度も体験できる教材でなければ反復練習は難しいです。

しかし、記憶させるには反復練習が効果的…なかなか困難ですよね。

おうち英語の教材選びの方法

これは実に簡単で、まずは無料で体験できるものをアレコレ試してみることです。

その後資料が届くこともありますが、情報を知らなければ進展はありません。

筆者の家庭でもいくつかの教材を無料資料請求してみましたが、DVDやCDがついていればそれだけでも有益です。

実際に「ディズニー英語システム」でもらった無料のDVDはお気に入りで、そのDVDから数曲を覚えることができました。

資料を見ることで、実際にどのような教材があり、どのようなことを習うのかが分かります。

おうち英語で失敗しないための具体的な対策まで話してみましたが、少しでもあなたのお役に立てたなら嬉しいです。