海外移住して仕事と働き方を改善すべき?【家族優先で生きる】

働きすぎの日本人ですが、家族優先で生きるために海外移住して仕事と働き方を改善したいと考えている人もいるのではないでしょうか。

日本在住のアメリカ人の友人に話を聞くと、職業によっては14時や15時には仕事が終わるというものもありました。

しかし、いざ海外移住するとなると仕事や働き方が本当に改善されるか心配ですよね?

もし失敗したらどうしよう、と不安になると思います。

本当に海外移住して仕事と働き方を改善すべきかどうかについてまとめました。

海外移住して仕事と働き方を改善すべき?

筆者の結論は、とりあえず保留となりました。

詳細について話す前にこの記事を読みに来ている方は家族や自分の人生のために海外移住したいと思っているはずです。

海外移住をして給料を上げたい・働き方を変えたいといった希望を抱いていると思います。

しかし、海外移住を考えてあれこれ調べていると、実に多くのリスクや問題があることが分かりますよね。

その結果、海外移住に躊躇している人は多いのではないでしょうか。

筆者も働く時間を減らし、固定支出も下げながら家族と過ごす時間を増やしたいという思いから海外移住を考えましたが、実に問題やリスクが多いのです。

具体的に、調べて分かった問題点やリスクについてリストアップしていきます。

海外移住をするときにどのようなリスクがあるのか

リスクや問題点はあげればキリがないのですが、パッと思い浮かんだものをリストアップします。

  • 言語の壁がある
  • 現地で通用しそうなキャリアがない
  • 現地就職して生活費が足りるのか
  • 10割負担になる場合の医療費の不安
  • 永住権やビザ取得がうまくいくか
  • 詐欺や盗難といった事件に遭遇する可能性
  • サービスの質が低くストレスを感じそう
  • チップ文化に慣れることができるか
  • 公共トイレが汚い、危険、少ない
  • 食文化の違いで不満を感じそう

他にも、母国に残す家族への心配や、子供の教育に関する心配など数えたらキリがありません。

住む国を変えるということは、価値観や文化、生活スタイルが異なる世界に飛び込むということです。

不安になるのが当たり前で、むしろ不安にならないはずがありません。

そして、思いとどまるわけです。

「そこまでして海外移住したいのか?」といったように。

それらを抱えてまで海外移住したいか」という疑問

筆者の答えですが、やはり「No」でした。

考えてもわかりますが面倒が多すぎて、海外移住しなくてもいいんじゃないかと考えてしまうわけです。

手続きも大変だし、一度海外へ引っ越してしまったら日本に戻るのも大変そうです。

そして海外へ引っ越すための費用もかかるうえに、日本の住居にあるさまざまなモノを処分するのも一苦労しそうです。

そこで、改めてですがそもそも自分がどうして海外移住したいと思ったのかについて考えなおしてみました。

なぜ海外移住して外国で仕事を探したいのか?

僕が海外移住したい理由は大きく分けて2つありました。

  • 子供の教育環境を整えたい
  • 海外の労働環境が日本よりゆったりしてるというイメージ

そして、逆に言うとこの2点を日本国内でクリアすることができれば、わざわざ仕事を探して海外移住しなくてもOKということになります。

つまり、日本にいながらもゆったり働きながら子育てにしっかり時間を費やせるようになれば、どこに住んでてもいいわけです。

日本でこの問題をクリアできないかについて考えてみました。

続いて、これらの希望を掘り下げて行こうと思います。

日本でどんな教育ができればオッケーなのか

アメリカでは飛び級をして能力に合わせてどんどん難しい勉強ができますよね。

そのようなシステムは日本にはなく、大学でも4年間在学してねというところが多くあります。

実際に筆者の友人は海外の大学で学んだことを単位として認めてもらえずトータルで5年大学に通わされた人がいます。

能力があるのに、大学の資金集めのためのルールに縛られていました。

日本にいて海外の大学を目指すには、どこかのタイミング(余裕資金ができた時)で移住できるように英語で思考できる子供に育てる必要があります。

そうなると、インターナショナルスクールに通わせることが必要になります。

(お金がかかりそうです。)

現在はバイリンガル教育で英語を教えながら、徐々に英語による思考力や判断力を身に着けさせるようなワークをしていますが、そのうち物足りなくなると思います。

ともあれ、現在2歳4ヶ月の我が子がもう少し大きくなるまでの数年間は日本での教育で我慢できそうです。

日本の教育の何に不満を抱いているのか

このことについても話しておく必要があります。

日本の教育は150年くらい前から大枠が変わっていないと聞いたことがあります。

そしてその中身は資本主義社会をベースに作られており、資本主義社会の形成者を育てるためにあると考えます。

なので、学校では集団社会への適応能力や規則を守ることを重視して教育します。

部活動やチャイムによる行動、制服によるカテゴライズなど、まさに集団で生きるための訓練だと言えます。

もちろん集団社会への適応も大切なことです。

しかし、インターネットで情報を収集や発信が容易になった世の中では、自分の考えをはっきりと主張できたり、膨大なデータを処理して論理的に考察できるスキルが重視されると考えます。

企業勤めに必要なスキルより、ビジネスオーナーになるためのスキルを身につけさせたいというのが筆者の考えです。

リスクヘッジとしての日本の教育

ただし、子育てをしていくうえで、子供が経営者になるとは限りません。

日本の企業に勤め日本で働きたいと思えば、日本の文化的な働き方や思考、意識を理解していないと苦労します。

そうなると、海外でしか生きられない人物になってしまうというリスクもあり、将来的に窮屈な思いをしながら日本で生活するということも考えられるわけです。

難しいですね。

長くなってきたので、次の話題に移ります。

働き方について考えてみた

働き方についていうなれば、不満を抱きやすいのは人間関係や勤務時間でしょう。

これらの問題を解消して家族との時間を増やして、上司や同僚との面倒なやり取りを大幅に減らすことができれば日本で働いていてもOKということになります。

そこで そのような働き方ができる手段について考えてみました。

極端な話、個人事業を運営して会社に毎日行かなくてもいいような働き方を選べばよいということになります。

プログラミングやライティングを仕事にするといいと思いますが、具体的にどのような仕事をすればいいかについてはこちらの記事では割愛します。

ポイントは、可能であれば日本にいる時から事業を展開しつつ、先々には海外移住することを考えて現地でも仕事ができるような状況を作るべきだと考えます。

海外の働き方|オーストラリアのケース

以前オーストラリアに留学したことがありますが、筆者が生活していた地方では夕方5時には多くの店が閉まり、週に一度昼過ぎには店が閉まるようなスタイルで人々が生活していて驚きました。

このことから国や地域を上手に選べば、自分の家族や趣味の時間を大切にしながらゆっくり生活することが可能だということに気付きました。

独立や起業が難しいと考える方でも、まず海外の企業で働きながら自分の時間を作りゆったりとキャリアプランニングしてもいいのかもしれませんね。

海外移住と現地での仕事を考えるにあたって

海外移住の目的が何であれ、実行できるかどうかは当分の生活を支えられるお金が十分にあるかどうかだと思います。

これは海外移住して仕事を探す以前に、日本でも同じことが言えるのでまずはお金をどのように稼ぐのか、どこで(どの起業、どの業界で)働くのかを定めるべきだといえます。

海外移住は、いわゆる現状への不満から目をそらすための妄想なのかもしれません。

まずは、どこにいても仕事ができるスキルを身に着けることが最重要だと思います。

どうしても海外に出てみたいという人はまずは旅行で長期滞在してみてはどうでしょうか。

日本より物価が安く生活しやすいと感じたら、そのまま現地で仕事を探したりインターネット経由で日本の仕事を請け負うということも可能です。

はじめはアジア圏で生活してみて、固定支出を下げつつ貯金し、準備ができたらアメリカやカナダ、オーストラリアなどに長期滞在して移住できるかどうかを調査してもいいかもしれません。

家族の安心や安全を優先して、海外移住する前にまずは仕事と働き方を改善する策を考えていきましょう。